2025/10/31

新着図書のご案内(2025年11・12月)/ LIBRARY NEW ARRIVALS INFORMATION (November & December)

 

新着図書の中から、主なものをご紹介します。
貸出はしていませんが、室内で自由にお読みいただけます。お気軽にご利用ください。

最新の情報は、下記アドレスから「図書資料室」のページにお入りください。
➡ http://www.opief.or.jp/library/

 

<問合せ>

場 所:岡山国際交流センター 4F図書資料室

開室時間:10:00~17:00

休館日:日曜日、年末年始(12/29~1/3)

連絡先:TEL 086-256-2914 内線2430

 

▶『「イスラエル人」の世界観』

大治 朋子/著 毎日新聞出版/発行 2025年

 

なぜ、世界中から非難されても彼らは報復を止めないのか。国家の存亡をかけた「悪との戦い」。
著者は、毎日新聞ワシントン特派員、エルサレム支局長などを歴任。特派員、研究者、ボランティアとして現地に6年半暮らした特異な経験をもとに、歴史的経緯から紡ぎ出されるイスラエルの「光」と「闇」の世界を徹底解説。
建国以来、周辺国との戦闘を繰り返してきた国家の論理がわかれば、イスラエル・パレスチナ紛争の本質が見えてくる。

 

 

 

 

▶『ウクライナ危機以後 国際社会の選択と日本』

加茂 具樹ほか/著 東洋経済新報社/発行 2025年

 

国際秩序の流動化、ウクライナ危機がもたらした世界の変化、米中露等の大国の戦略、AI・デジタル技術が変える戦場の様相、日本の外交・安全保障戦略の転換点を9人の第一線の研究者が多角的に分析。
混乱、分断、動揺――。世界は新しい秩序を築けるのだろうか。大国、新興勢力、独裁国家入り乱れ、欲望と思惑が交差する「混迷の世紀」。激動の時代における日本の針路を考える。

 

 

 

 

 

▶『死なないと、帰れない島』

酒井 聡平/著 講談社/発行 2025年

 

1944年7月、強制疎開命令を受けた硫黄島の最後の島民たちを乗せた船が島を出た。それは一時疎開のはずだった。全国に離散した島民と子孫はいまだに帰島が認められていない。多くの日本人はその事実を知らない。
第2次世界大戦中に全島疎開となった島で、21世紀になった現在も戦時疎開命令が解除されていない島は、世界を見渡しても硫黄島だけとされる。散り散りになった島民たちは、なぜ今も故郷に帰れないのか?

 

 

 

 

 

▶『ガザ、戦下の人道医療援助』

萩原 健/著 ホーム社/発行 2025年

 

国境なき医師団(MSF)の緊急対応コーディネーターが、2024年8月~9月、戦時下のガザで人道医療援助活動に携わった6週間の貴重な記録。至近距離での空爆、戦車による砲撃、繰り返される退避要求……。
少しでも多くの命を救おうと懸命なMSFのスタッフ、現地の医療関係者。疲弊しながらも希望を失わない住民や子どもたち。活動責任者として、スタッフの安全を確保しつつ、地域住民との交渉などにも奔走する著者が、さまざまな背景も交えながら描く。

 

 

 

 

▶『日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い』

垂 秀夫/著 文藝春秋/発行 2025年

 

中国共産党・政府内に裏人脈を張り巡らせ、機密情報を誰よりも早く入手し、理不尽な恫喝にもけっして屈しない― 異能の外交官「秘話満載」の外交秘録。
「対中外交の歴史は、日本の歴史そのものだ。私たちは歴史を創る仕事をしているのだから、歴史に恥じない外交をしようではないか。チャイナスクールという十字架は重い。しかし、歴史を創る側に立つ選択をした以上、胸を張って仕事をしてほしい」(後輩外交官にむけての言葉 本文より)

 

 

 

 

▶『考える機械たち 歴史、仕組み、倫理ーそして、AIは意思をもつのか?』

インガ・ストルムケ/著 誠文堂新光社/発行 2025年

 

北欧発、「社会とAI」について考える本が登場!
「ノルウェーの気鋭の学者が、人工知能の歴史、原理、そして今日の人工知能の課題、問題点、リスクをひもとく。そして、未来の人工知能におる倫理と価値観の問題、創造性など、幅広い話題を論じる。著者の想像力はさらに広がり、意識とは何か、自分とは何かという話題にいきつく。その思考の広大さにわくわくする1冊である」(松尾豊東京大学大学院教授による推薦の言葉)