2025/08/30

新着図書のご案内(2025年9・10月)/ LIBRARY NEW ARRIVALS INFORMATION (September & October 2025)

 

新着図書の中から、主なものをご紹介します。
貸出はしていませんが、室内で自由にお読みいただけます。お気軽にご利用ください。

最新の情報は、下記アドレスから「図書資料室」のページにお入りください。
➡ http://www.opief.or.jp/library/

 

<問合せ>

場 所:岡山国際交流センター 4F図書資料室

開室時間:10:00~17:00

休館日:日曜日、年末年始(12/29~1/3)

連絡先:TEL 086-256-2914 内線2430

 

▶『はなと毎日パンダの中国パンダ旅 雅安・西安篇』

はな、高氏 貴博/共著 白水社/発行 2025年

 

2023年2月に上野動物園から中国四川省雅安に帰国したシャンシャンに会いに、パンダが大好きなモデル・タレントのはなが、2024年12月、中国を訪れる。

直前に中国に帰ったシャンシャンの両親リーリーとシンシンにも会えることになり、感動の再会を果たす。そして、飼育下で唯一の茶色のパンダ、チーザイに会うために陜西省西安にも足を延ばした。

日本を代表するパンダファン2人によるパンダマニア旅のようすを豊富なカラー写真で紹介。

 

 

 

 

 

▶『ウクライナ戦争と外交 外交官が見た軍事大国の侵略と小国の戦略』

松田 邦紀/著 時事通信出版局/発行 2025年

 

圧倒的な火力の差。2日でキーウを陥落すると豪語していたロシアだが、ウクライナは3年も抵抗を続けている。
厳しく苦しい状況をどう切り抜けてきたのか。戦時下の同国の戦略を、駐在した日本の特命全権大使が初の著書で記録し、戦争と外交の舞台裏を初めて明かす。

「今日のウクライナは、明日の東アジアかもしれない」―最終章で、離任後の最新の国際情勢にも触れ、日本は何をすべきかにも言及。

 

 

 

 

 

 

 

 

▶『ルペンと極右ポピュリズムの時代 〈ヤヌス〉の二つの顔』

渡邊 啓貴/著 白水社/発行 2025年

 

ヨーロッパを揺るがすカリスマ親子と極右政党はいかに台頭したのか?
2024年6月の総選挙でフランスの極右政党「国民連合(RN、旧国民戦線(FN))」が89議席から143議席へと躍進し、議会で3大勢力の一角を占めるにまで発展した。その躍進を見届けたかのように、翌年1月創設者ジャン・マリ・ルペンは他界した。本書はこの政党を率いてきたルペン親子とその勢力についての研究である。(まえがきより)

 

 

 

 

 

 

 

 

▶『こえび隊、跳ねる! 瀬戸内国際芸術祭外伝』

こえび隊/編著 北川フラム/監修 現代企画室/発行 2025年

 

3年に1回の瀬戸内国際芸術祭を支えようと集まった人たちが、今後数十年も続くであろう基盤を作り始めたという、奇跡のような物語。

作品制作の手伝いや空き家の清掃はもちろん、3年に1度の会期100日だけでなく、それ以外の1000日間、島の人々に寄り添い、アーティストだけではやりきれない部分を担ってきた、こえび隊の17年の記録。これまで大きな声では語られてこなかった多くの人々の体験の拾遺集、瀬戸内国際芸術祭外伝である。

 

 

 

 

 

 

 

 

▶『「国境なき医師団」をそれでも見に行く 戦争とバングラデシュ編』

いとう せいこう/著 講談社/発行 2025年

 

「私たちがいなくていい世界にするために、私たちが今ここにいる」(「国境なき医師団」メンバーの言葉)

作家、クリエイターとして活躍するいとうせいこうが、「国境なき医師団」に同行して世界各地の活動現場を訪ねるシリーズの最新版。

世界で戦争が続く時代、いっそう困難を増す人道支援の最前線を、バングラデシュにあるアジア最大のロヒンギャ難民キャンプからレポートする。作家の目がとらえた世界のリアルと、日本へのメッセージ。

 

 

 

 

 

 

 

 

▶『日系アメリカ人強制収容からの〈帰還〉 人種と世代を超えた戦後補償運動』

油井 大三郎/著 岩波書店/発行 2025年

 

1942年2月19日、時の大統領ローズヴェルトの発した立ち退き令が引き金となり、強制収容所に送られた日系アメリカ人。極小マイノリティであるばかりか、収容体験を葬り去るべき「トラウマ」として抱え込んだ彼らがなぜ、謝罪と補償(リドレス)を実現できたのか。

日系人の立ち退き・収容に対する謝罪と補償を求めるリドレス法が1988年に成立するまでの、人種と世代を超えた戦後補償運動の道のりをアメリカ現代史の第一人者が解説。