2024/04/01

新着図書のご案内(2024年4月)/ LIBRARY NEW ARRIVALS INFORMATION (April 2024)

 

 

今月の新着図書の中から、主なものをご紹介します。
貸出はしていませんが、室内で自由にお読みいただけます。お気軽にご利用ください。

最新の情報は、下記アドレスから「図書資料室」のページにお入りください。
➡ http://www.opief.or.jp/library/

 

<問合せ>

場 所:岡山国際交流センター 4F図書資料室

開室時間:10:00~17:00

休館日:日曜日、年末年始(12/29~1/3)

連絡先:TEL 086-256-2914 内線2430

 

▶『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』

岡 真理/著 大和書房/発行 2023年

 

2023年10月に突然始まった、ハマース主導のガザ地区のパレスチナ人戦闘員による越境奇襲攻撃と、それに続くイスラエルによる徹底的な反撃。イスラエルの攻撃開始から半年近く経ってもいまだ解決せず、多くの一般市民や子どもたちが犠牲になり、未曽有のジェノサイド(大量殺りく)と化している。
本書は、長年パレスチナ問題に取り組んできた著者が、京都大学と早稲田大学で市民と学生を対象に行った緊急学習会の内容に加筆修正して書籍化したもの。

 

 

 

 

 

▶『ナワリヌイ プーチンがもっとも恐れる男の真実』

ヤン・マッティ・ドルバウムほか/著 NHK出版/発行 2021年

 

2024年2月に謎の獄死を遂げたロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏。彼の死のニュースはまたたく間に世界中に広がった。ナワリヌイとは、いったいどんな人物だったのか。何度も収監されながらも強権的なプーチン政権を揺さぶってきた活動家は、いかにしてクレムリン最大の脅威となったのか。英雄視される一方で、煽動家、差別主義者とも呼ばれるその実像とは? 
ロシアの奥深い闇と複雑な社会構造をえぐり出す迫真のノンフィクション。

 

 

 

 

 

 

▶『イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』

北野 佐久子/著 二見書房/発行 2019年

 

英国が生んだミステリーの女王、アガサ・クリスティーは、名探偵ポアロシリーズやミス・マープルシリーズなどで世界中に愛読者を有している。彼女の書いた作品には、かつての大英帝国の面影を漂わせる料理やティータイムの紅茶、田園地帯の邸宅でのボリュームたっぷりの料理や手作りのジャム、スコーン、素朴なケーキなどが頻繁に登場する。
本書ではクリスティーの43作品の食をできるだけ当時に近いレシピで再現しながら、作品の魅力や、イギリスの奥深い文化探訪の旅に読者をいざなう。

 

▶『イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓』

北野 佐久子/著 二見書房/発行 2024年

 

「アガサ・クリスティーの食卓シリーズ」の第2巻。
第1巻に収めきれなかった料理とお菓子を、豊富なカラー写真と実際に近いレシピで紹介する。
作品に描かれるさまざまな食の描写、習慣などを通し、イギリス文化を一層深く楽しむことができる。
食べ物が解く物語の謎とは。

 

▶『地図でスッと頭に入る中東&イスラム30の国と地域』

高橋 和夫/著 昭文社/発行 2022年

 

宗教・民族対立、石油資源競争などで常に紛争の絶えない中東は、日本人にとって遠い存在の地域であったが、一方で、日本が最も石油資源を依存している地域であり、無関心ではいられない地域である。
また、この地域はイスラム教が最も普及しており、イスラム教なくしてこの地域を語ることはできないほどである。
なぜこのエリアは「世界の火薬庫」と呼ばれるのか? 本書は、入門書として、カラー版の地図とイラストを使って分かりやすく解説する。

 

 

 

 

 

▶『地図でスッと頭に入るアフリカ55の国と地域』

白戸 圭一/著 昭文社/発行 2023年

 

人類の夜明けの地、アフリカ。私たちが知っているアフリカは、豊かな自然や伝統だけでなく、近年では世界の成長セクター、グローバルサウスの成長株として注目を浴びている。
世界が取り合う「投資先」アフリカの真実とは? 
いまも変貌を遂げ続けるアフリカの55の国と地域について、豊富なカラー写真やイラストを使い分かりやすく解説。

 

 

 

 

 

 

▶『街場の米中論』

内田 樹/著 東洋経済新報社/発行 2023年

 

拮抗する民主主義と権威主義。疫病と戦争で再強化される国民国家。派遣競争の深層を探るウチダ流「地政学」。稀代の思想家が、アメリカと中国の「本音」を読み解く。
「アメリカと中国というプレイヤーがどうふるまうかによって、これからの世界の行方は決まってきます。僕たち日本人にできることは限られています。(中略)できるのは、両国の間に立って、何とか外交的な架橋として対話のチャンネルを維持し、両国の利害を調整するくらいです。それができたら上等です」(第1章より)

 

 

 

 

 

▶『入管ブラックボックス 漂流する入管行政・翻弄される外国人』

木下 洋一/著 合同出版/発行 2023年

 

大村収容所サニーさん餓死事件、名古屋入館ウィシュマさん死亡事件…。強大な裁量権を持つ入管と、生殺与奪権を握られる外国人たち。さまざまな問題点が指摘される入管。
著者が2019年3月に退職するまでの18年間の入管勤務で体験した、“ブラックボックス”の内側とは?
2023年6月の入管法改正を受けて、第6章には改正入管法に関する問題点や課題をまとめて記述。