2024/04/30

新着図書のご案内(2024年5月)/ LIBRARY NEW ARRIVALS INFORMATION (May 2024)

 

 

今月の新着図書の中から、主なものをご紹介します。
貸出はしていませんが、室内で自由にお読みいただけます。お気軽にご利用ください。

最新の情報は、下記アドレスから「図書資料室」のページにお入りください。
➡ http://www.opief.or.jp/library/

 

<問合せ>

場 所:岡山国際交流センター 4F図書資料室

開室時間:10:00~17:00

休館日:日曜日、年末年始(12/29~1/3)

連絡先:TEL 086-256-2914 内線2430

 

▶『世界のねこことわざ』

noritamami/著 ハーパーコリンズ・ジャパン/発行 2024年

 

最新の調査によると、日本全国で飼われている猫は、犬よりも多い約883万匹で、全世帯の約8.6%で飼われています(2022年 一般社団法人ペットフード協会)。 今や大人気のペットとなった猫たち。 世界でも、はるか昔から、人とともに生きてきた猫。 古今東西「ねこことわざ」の数だけ、「人と猫のドラマ」があると言っても過言ではなさそうです。 
本書には、世界の25の国と地域で使われている「猫にちなんだことわざ」59篇が、愛くるしい猫たちの写真とともに収録されています。 猫好きの人なら見逃せません!

 

 

 

 

▶『パッキパキ北京』

綿矢 りさ/著 集英社/発行 2023年

 

2004年に20歳の若さで芥川賞を受賞して注目された著者が、自身の中国滞在経験とその観察力を駆使して書いた、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”。 
コロナ禍の北京で単身赴任中の夫に乞われ、愛犬とともに中国に渡った主人公。 しかしこの駐在員妻は、ただじゃ絶対に転ばない。 過酷な隔離期間を難なくクリアし、ローカルフードを食べまくり、極寒のなか春節を堪能する。 誰よりもフラットに北京を視察する主人公がたどり着く驚きの境地とは……?

 

 

 

 

▶『エッセンシャルワーカー 社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』

田中 洋子/著 旬報社/発行 2023年

 

教員、スーパーの従業員、看護師、介護士、ドライバー、ごみ収集作業員……。 どれも“本物の仕事”なのに、なぜ低待遇のままなのか。 
本書では、社会にとって必須の仕事をしているエッセンシャルワーカーの働き方の状況をできるだけ現場に即した形で明らかにし、いつから、どのように働き方が悪化したのかを分析する。 そして、どうしたら改善できるかについて、ドイツを例にとった国際比較から論じる。

 

 

 

 

▶『大谷翔平を追いかけて 番記者10年魂のノート』

柳原 直之/著 ワニブックス/発行 2024年

 

日ハム時代から大谷翔平を10年以上追い続け、現在もテレビのワイドショーなど多数のメディアに出演するスポーツニッポン新聞社記者による入魂のノンフィクション。 
困惑の表情をさせてしまった初インタビューから、パリーグ優勝、メジャー挑戦、二刀流覚醒、WBC優勝、エンゼルスからドジャースへの移籍まで、20回に及ぶアメリカ長期取材時のメモをもとに、時代の寵児に密着した4005日、約10年の日々を綴る。 

 

 

 

 

 

▶『人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題』

ポール・モーランド/著 NHK出版/発行 2024年

 

超大国になるか、発展途上のままか。 経済的に豊かになるか、貧困にあえぐか。 人口の「数字」が照らし出す国家の未来。
平均寿命に影響するのは男女や国家の差より「階級差」。 移民を受け入れず経済が低迷する日本。 高齢化に向かう国々は貧困を乗り越えられるか。 出生率が低い社会の共通点とは? 

人口動態における象徴的な10の数字をもとに、気鋭の人口学者が今後の社会を読み解く。 よりよい未来を選択するためのユニークな教養書。

 

 

 

 

 

▶『新SDGs論 現状・歴史そして未来をとらえる』

田中 治彦/著 人言洞/発行 2024年

 

2015年に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までの達成を目指している。2023年はその中間年であり、2024年から後半戦となる。SDGsの周知度が9割に達した今、SDGsの啓発の時代は終わり、今後はSDGsを具体的に推進する時期にあたる。
開発教育の研究に端を発し、SDGs研究の草分け的存在として2016 年に日本で最初のSDGs本を書いた著者が、持続可能な社会を目指すすべての人々に向けてわかりやすく丁寧に論じた必読書。

 

 

 

 

▶『日本人という呪縛 外国人には奇妙にしか見えない 国際化に対応できない特殊国家』

デニス・ウェストフィールド/著 徳間書店/発行 2023年

 

オーストラリアで育った著者は、来日後、日本の魅力のとりこになり、以来30年にわたりオーストラリアと日本を拠点にジャーナリストとして活動している。 

「災害時でも暴動が起きない、世界でも稀な日本社会。 清潔で安全な環境、世界トップクラスの医療環境と長寿、最高品質のモノづくり。 世界でこれほど独特で優れた文化を持つ国は他にない。 だが、数々の称賛とは裏腹に、どうも日本人に生き生きした躍動感や自信が感じられない。 日本人はそろそろ、この閉塞した社会を変えるための行動に移す時である」と、著者は、オーストラリアとの違いをヒントに、日本停滞の理由を解き明かす。