今月の新着図書の中から、主なものをご紹介します。
貸出はしていませんが、室内で自由にお読みいただけます。お気軽にご利用ください。
最新の情報は、下記アドレスから「図書資料室」のページにお入りください。
➡ http://www.opief.or.jp/library/
<問合せ>
場 所:岡山国際交流センター 4F図書資料室
開室時間:10:00~17:00
休館日:日曜日、年末年始(12/29~1/3)
連絡先:TEL 086-256-2914 内線2430
▶『北朝鮮は今も日本人を拉致していますか』
中村 將/著 産経新聞出版/発行 2024年
事件から半世紀。一部被害者たちの帰国から20余年経ったが、それ以降、事態は何も変わっていない。
拉致は現在進行形の事件である。残酷な国家的事件を風化させないために、産経新聞の好評連載「教科書が教えない拉致問題」を再構成し、大幅に加筆修正して出版。
「北朝鮮は安否確認さえも拒み続けている。昭和に起きた日本人拉致は、平成に一度大きく動いたが、解決まではほど遠い状態で令和を迎えた。被害者を取り戻そうと世論は盛り上がっているか。北を追求する熱は冷めていないか」(エピローグより)
▶『パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章』
鈴木 啓之、児玉 恵美/編 明石書店/発行 2024年
2023年10月7日に起きたガザ地区のパレスチナ人武装戦闘員によるイスラエルへの越境攻撃と人質の略奪。これをきっかけに、ガザ地区に対するイスラエルの報復攻撃は苛烈を極め、1年近く経った今も収束していない。この間、パレスチナの子どもたちや住民の多くが犠牲になり、200万人に近い人々が住居を追われた。ジャーナリストや国連・NGOの職員も過去に例を見ないほど生命を失った。希望はいったいどこにあるのか?
人道支援、研究、外交に携わる34人の執筆者が、現地の〈いま〉から過去と未来を読み解く。
▶『おかやま、城さんぽ。 岡山城・備中松山城・津山城・備中高松城 岡山の国の史跡4城をめぐる』
乗岡 実/監修 山陽新聞社/発行 2024年
いま、城がおもしろい!
岡山の礎を築いた宇喜多から始まる岡山城、山城で唯一現存する天守を持つ備中松山城、迫力ある「一二三段(ひふみだん)」を備える壮大な津山城、羽柴秀吉率いる織田軍と毛利軍が対峙した備中高松城。
絵図や古写真が豊富にちりばめられ、歴史秘話も満載のビジュアルなガイドブックで、岡山の国の史跡4名城の魅力を再発見しよう!
▶『ごみ清掃のお仕事 シリーズお仕事探検隊』
押田 五郎/著 解放出版社/発行 2022年
著者は、65歳までの44年間を東京都清掃局のごみ収集作業員として現場で働いてきた。清掃現場の労働環境改善や人権活動にも取り組み、インドやミャンマーなど外国のごみ清掃の現場視察も経験。「私たちの生活で毎日出るごみは、ごみ清掃の仕事をしている清掃作業員の人たちがせっせと片づけ、運び、処理しています。ごみのこと、ごみ清掃のことをもっと知ってください。そして一緒に考えていただきたい」と語る。
子どもから大人まで一緒に「ごみ」について学び、そこから社会のあり方も考えるのに絶好の書。
▶『大阪偕成学園キムチ部 素人高校生が漬物で全国制覇した成長の記録』
長谷川 晶一/著 KADOKAWA/発行 2024年
大阪偕成学園に実在する世にも珍しい部活動「キムチ部」。日本で唯一、いや本場・韓国にも存在しない、世界で唯一のユニークなこのクラブが、創部1年でまさかの漬物グランプリを受賞する。さらにオリジナルメニュー「×(かける)キムチ」が商品化され、テレビの人気番組にも出演するなど快進撃が続いた。
キムチで人生を変えた「どこにでもいる普通の高校生」たちの奇跡の成長物語。
▶『アフリカで、バッグの会社はじめました 寄り道多め仲本千津の進んできた道』
江口 絵理/著 さ・え・ら書房/発行 2023年
人の命を救う仕事をしたいと願いながら、夢をあきらめたり、思いがかなわなかったり—。
アフリカの貧困問題を解決するため、女性を勇気づけ、輝かせるために、迷い、遠回りしながらも自分の信じる道を歩んできた社会起業家・仲本千津さん。
「アフリカのシングルマザーの力になれるビジネスを」と、アフリカ・ウガンダでバッグ工房を立ち上げた彼女のこれまでの道をたどる“進路決定”ドキュメンタリー。