備前市西部の緑豊かな山中に佇む通称「あじさい寺」として知られている大瀧山西法院は、6月中旬から7月上旬にかけて岡山県内で有数のあじさいの名所となります。
開花中の鮮やかなあじさいの花びらに、新鮮な雨粒がついています。
あじさいは、日本の梅雨と初夏を代表するものの一つと言えます。 青、紫、白、ピンクなど、素晴らしい色とりどりのあじさいが咲き誇り、あじさい寺を訪ねる人に梅雨の時期特有の日本の風情を感じさせてくれます。
庭園に足を踏み入れると、お寺の中から僧侶の読経の声が聞こえてきて、周囲の自然に囲まれながら静寂と安らぎの雰囲気に包まれます。
カタツムリが石灯籠上で休息をとっています。
カタツムリも日本の梅雨の象徴と言えます。 カエルと同じように湿気が大好きで、雨の日に外に出ることを好みます。 あじさい寺は雨の日も晴れの日も楽しめますが、季節感を味わいたい方は小雨の日に訪れるのがおすすめです。
小川の頂上にある岩棚の上を歩くと、寺院の滝の最もいい眺めを見ることができます。
もっと冒険したい方は、近くにある大瀧山福生寺の三重塔まで短時間のハイキングをおすすめします。 雨の日には、周囲の森が心地よい霧に包まれることもよくあります。 あじさい寺の周辺には、それぞれに特徴や建築様式が異なる寺院がたくさんあります。 訪ねる寺院の数にもよりますが、このエリアでの滞在時間はおおむね1~3時間になります。
大瀧山西法院(あじさい寺)は、車で直接またはJR香登駅からタクシーで10分でアクセスできます。 入場は無料で、寺の拝観時間は午前8時30分から午後5時までです。
今年は見頃も過ぎ、花摘みが終わったため、また来年の6月中旬から7月上旬に訪れてみてください。
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記者 | ベラ・ノヴィツカヤ Vera Novitskaia |