2023/02/28

新着図書のご案内(2023年3月)/ LIBRARY NEW ARRIVALS INFORMATION (March 2023)

 

 

今月の新着図書の中から、主なものをご紹介します。
貸出はしていませんが、室内で自由にお読みいただけます。お気軽にご利用ください。

最新の情報は、下記アドレスから「図書資料室」のページにお入りください。
➡ http://www.opief.or.jp/library/

 

<問合せ>

場 所:岡山国際交流センター 4F図書資料室

開室時間:10:00~17:00

休館日:日曜日、年末年始(12/29~1/3)

連絡先:TEL 086-256-2914 内線2430

▶『イタリアの美しい村を歩く』

中山 久美子/著 東海教育研究所/発行 2022年

 

イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、これまでに訪れた「イタリアの最も美しい村」の中から、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。 

電車やバスに揺られながらのローカルな雰囲気が楽しめる村を北部から南部までラインアップ。「飾らない、ありのままのイタリア」の旅を提案する。

 

 

 

 

▶『対テロ工作員になった私 「ごく普通の女子学生」がCIAにスカウトされて』

トレイシー・ワルダー、ジェシカ・アニャ・ブラウ/著 原書房/発行 2022年

 

「教師志望の私は就職フェアでCIAにスカウトされ、何も分からぬまま対テロ工作員として中東など世界各地でスパイ活動に従事することにー。」 
何も知らない女子学生はCIAに入局後すぐに、9.11アメリカ同時多発テロに直面した。否応なくテロリストと対峙することになった彼女の歩んだ人生とは。

情報の最前線を経験した「普通の女子学生」による驚きの手記。

 

 

 

 

 

▶『日本はクール!? From “Cool Japan” to “Your Japan” 間違いだらけの日本の魅力発信』

ベンジャミン・ボアズ/著 クロスメディア・パブリッシング/発行 2022年

 

米国出身の著者は、2016年から内閣府公認クールジャパン・アンバサダーを務め、2022年10月にクールジャパン・プロデューサーに就任した。NHKワールドでのリポーターをはじめ、コロンビア大学や大阪大学など国内外の大学で講演を多数行うなど幅広い活躍で注目を集めている。
「日本」という非常に強いブランド価値を活かすにはどうしたらいいか? そのヒントが本書にはたくさんつまっている。

 

 

 

 

 

 

▶『データで読む地域再生 「強い県・強い市町村」の秘密を探る』

日本経済新聞社地域報道センター/著 日経BP日本経済新聞出版/発行 2022年

 

人口減に負けずに輝く強い自治体はどんな取り組みをしているのか? 
出生率や人口増減率に始まり、女性登用、農業生産性、災害対応力、道の駅の数、アニメの聖地まで、日経記者がデータ分析により、47都道府県をランキングしたうえで、社会課題解決に成功した県や市町村の成功事例を紹介する。

 

 

 

 

 

 

『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

カトリーン・マルサル/著 河出書房新社/発行 2021年

 

著者は、スウェーデン出身のジャーナリスト。きわめて男女格差が低い(国連ジェンダー不平等指数)国のスウェーデンでさえ、男女の賃金格差が存在し、経済界のトップに就く女性の割合は多くない。それはなぜなのか。格差が広がる経済の仕組みには問題があるのではないか。 

本書は、1990年代に登場したフェミニスト経済学の考え方をベースに、既存の経済学をバサバサと斬っていく。

 

 

 

 

 

 

▶『外国人まかせ 失われた30年と技能実習生』

澤田 晃宏/著 サイゾー/発行 2022年

 

バブル崩壊直後の1990年代から続く「失われた30年」。 

1990年の改正入管法施行をきっかけに、外国人労働者の受け入れが拡大してきたのも、失われた30年と無関係ではない。
深夜のコンビニのお弁当工場など、目につかない場所で低賃金で働く外国人労働者たちの姿を徹底ルポで明らかにし、「外国人まかせ」の労働現場の「不都合な真実」を描く。

 

 

 

 

 

▶『ぼくたちクルド人 日本で生まれても、住み続けられないのはなぜ?』

野村 昌二/著 合同出版/発行 2022年

 

差別や迫害から逃れて日本に住むクルド人は、現在約2000人いると言われている。その半数が「在留資格がない」不法滞在の状態に置かれており、「非正規滞在者」として就労や就学、日々の移動すら制限された暮らしを送っている。
クルド人の子どもたちやその家族は、どんな夢や困難を抱えているのだろうか? 本書では、知らなかったクルドの歴史と、在日クルド人社会について、中学生にもわかりやすく書かれている。